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2010年8月6日


「シナリオは苦しみながら書いていくうちにうまくなる。」

こんにちわ
ブログ委員の酒匂です。

今日は、7/28の桂先生の授業について、書きたいと思います!

この日は、4人の生徒についての合評が行なわれました。
詳しく書くと、皆の作品の内容を書くことになってしまうので、手身近に

桂先生が、ある作品について「終りがぱあっとしちゃっている」と言うと、生徒が「うまく書けなくて、苦しんじゃって…」と答えた後の、桂先生のセリフがとても印象的でした。

「シナリオは苦しみながら書いていくうちにうまくなる。」

まるで、今の自分に言われているようでした…
今の自分は、書いているうちに苦しくなって、書けなくなっています。
いつも、壁とぶつかって、前に進めなくなっております。
だから、桂先生のセリフが強く、心に突き刺さりました。

そして、それを言われた生徒の方は、毎週の様に作品を出す方です。
いくつかの作品を、提出し、合評され、また書き直し、提出する。
その繰り返しです。
小川先生も、以前、「書き直して大分よくなった」とおっしゃっていました。
その生徒の方の努力は、本当に尊敬します。

桂先生が終わり間近に言った「僕の授業はあと2回です。」の言葉、
唖然としました。
気がつけば、あと二ヶ月弱、あと数回の授業で研修科が終了します。
この半年、いや、基礎科から数えるとこの一年、本当に早いです。
残りわずかな授業、日々、頑張らねば!

酒匂彩子(第54期研修科夜間部)
最近好きなドラマは「ホタルノヒカリ2」です。
シリーズ1の放送が始まった時は私もお酒が好きなので、
時々「干物女」と言われました(笑)
でも、綾瀬はるかさんの、あのとぼけた演技が可愛いです 



2010年8月9日


シナリオの女神

8月4日の講義は小川先生でした。提出作品は一本。
全員の講評のあと、先生の講義。
講義というより、ハコの練り直し作業という感じでした。

色々な方から色々な意見を聞いて
提出者の方も大いに刺激になったと思います。

前回のブログで
「シナリオは苦しむことで上達する」と書かれてましたが、
私もいま壁にぶつかり、苦しんでいます。

今回の講義で小川先生の言われた言葉が忘れられません。
「作品の核になるもの=テーマがあやふやになると、
作品がブレることがある」

作品の核になるもの、主人公のこだわり、
これだけは譲れないという強固なものが、
他人の意見を聞いたり、
素材を調べていくうちにぼんやりとしてくる……。

特に調べるうちに、
面白いと思えるアイデアが浮かんだら危険だそうです。

本来進むべき道ではない、脇道のほうが魅力的に映っている状態で、
そちらへはまり込んでしまい、ゴールに行き着かない……。

基礎科のときに出したプロットも、
シナリオ化する中で、そういう状況になりました。
改定すればするほど、出口の見えないトンネル状態、
いま、提出しようとしているハコも同じ状況です。

しかし、ここを突破しない限り、
作品という果実を味わうことはできないわけで……。

核となるものに立ち戻り、もう一回最初から組みなおす、
その地道な作業をやり抜くしかありません。

天才でもなんでもない、平凡な自分だけど、
何か一つくらい、面白い作品が書けるはず。

そう信じ、頑張り続ける人にはきっと、
シナリオの女神様が微笑んでくれると思います。




2010年8月23日


8月18日のこと

みなさま、こんにちは。
ブログ委員の新谷です。

さて、今回は8月18日のことについて書きたいと思います!

と、言ったものの、実はわたくし18日の講座に出席していません!
残りの講座も少なくなってきたこの時期に、お休みすることは心苦しかったのですが、どうしても仕事が終わらず……

なので今回は、講座の終わった後に行く「飲み会」について書きたいと思います

研修科では、大体講座の終わった後に飲み会に行きます。
飲み会と言っても、がっつり飲むわけではなく、わいわい楽しく話をしながら飲んでいます。
もちろんお酒を飲まなくても大丈夫です!
あ、がっつり飲んでも大丈夫です

毎回、率先して食べ物などを注文して下さる方がいらっしゃるので、僕なんかは、きたものを頂くだけで非常に楽をさせてもらっています。
この場をお借りして、お礼を申し上げたいと思います。

いつもありがとうございます

 

と、いい子ぶってみましたが、実は飲み会で思うことがあります。

それは……白いご飯、食べたくね?ってことです!!!

いつも行く居酒屋には「ご飯セット」なるものがあるのですが……
(ここからは飲み会のときの、僕の心の声です)

ああ…なんかお腹すいてきたな…メニューでも見てみるか…
あ、ご飯セットとか最高じゃん…ざるそばも…
いや、でも一人でご飯セット頼むとか、完全に空気読めてないでしょ…
ああ、でも! あのつまみをおかずにして白いご飯食べたいっ!
でもダメだ! がまんがまん……帰りマック行こ……

こうして夜の0時を過ぎている時間に、ハンバーガーとポテトを食べてしまい後悔するのでした。

このブログを読まれた講座生のみなさま、どうかお気を使わず今まで通り楽しく飲み会をしましょう。
ですが僕の心の中では、いつもこのような葛藤が起きていることをご理解のほど、よろしくお願い致します

PS
本当に気を使わないで大丈夫です!
でももし頼んでいいなら……よろこんでっ!



2010年8月30日


8/24のこと。

このブログも三回目になりました、朴です

先週水曜日のシナリオ講座には、残念ながら参加できませんでした
今回は火曜日の加藤正人先生の創作論講義をレポートしたいと思います。
講義のテーマは……
「脚色(アダプテーション)いついて〜脚本は原作の奴隷ではない!」です

そして講義では書籍「映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術」(フィルムアート社)の一部と、先生の代表作である映画『雪に願うこと』が取り上げられました。
後者の原作は鳴海章の小説『輓馬』(ばんば)です。
しかし、原作にはないエピソードがたくさん盛り込まれています。
そして実際に『雪に願うこと』のところどころのシーンを鑑賞しながら授業は進み、
原作からシナリオに書き上げる方法を丁寧に教えていただきました。
『孤高のメス』も『クライマーズ・ハイ』も先生の手により原作からオリジナル脚本が生まれ、映画となりました。
大事なことは、“どれを脚色するにいたってもオリジナル脚本を書く”、
また“素材のもつ魂に忠実でなければならない”ということ。
とても貴重な授業をありがとうございました。

私は2006年のしんゆり映画祭で『雪に願うこと』をはじめて拝見いたしました。
その年の東京国際映画祭ではチケットが取れませんでしたが、念願叶い観に行ったところ、私の隣りの席に加藤先生と奥さん、そして娘さんがお座りになられ、本当に嬉しかったのをおぼえております。と同時に家族で鑑賞なんて羨ましいなぁと思いました

来月、李相日監督の『悪人』が公開されます。
原作は吉田修一さんですが、脚本も担当されています。
小説をご自身でどう一本の映画作品におまとめになられたのか気になるところです。
ちなみに只今発売中のキネマ旬報9月上旬号は『悪人』の表紙・特集です。
桂先生も午前十時の映画祭コーナーで、『十二人の怒れる男』と『激突!』について書いていらっしゃいます。

それではまた





2010年9月3日


最後に笑えれば

ついに9月、講座も残り一ヶ月を切りました。
気合を入れないと……。

ブログ委員は貴重な経験でした。
色々な意味で刺激になりました。

シナリオ講座に通うようになって随分経ちました。
最初の3年間はほとんどプロットどまりで、作品までいったことがありませんでした。
その根性も集中力もなかった……。

いまの僕があるのは
桂先生はじめ諸先輩・仲間のおかげです。
心から感謝しています。

そう考えますと、やはり、御恩返しとして僕にできることは
ちゃんとしたシナリオを書くことだと思います。

暑さなんかにへこたれている場合ではないです。
頑張ります。

最後に笑えればハッピーだと思います。(^_^)v



2010年9月15日


書くことが好き

ブログ委員の酒匂です。
今日は、9/8(水)の授業の事を書きたいと思います。

授業も残り3回…。
そう、この日は掛札先生の最後の授業でした。

掛札先生の元で学んで一年弱…
時が過ぎるのは本当に早いです。

この一年、掛札先生は、いつもいつも的確なアドバイスをくれて、
そして、親身になって相談にものってくれました。

なので、掛札先生の最後の授業はどうしても自分が合評されたいと思い、
火曜日の創作論講義関連で書いていた「プロット兼ハコ」を出しました。

結果は、散々でした。
自分でも言われるだろうなって事はもちろん、
それ以外にも、多くの指摘を受けました。
正直少しへこみましたが…でも、よりよい作品にするために
皆からアドバイスをいただく事ができ、ありがたかったです。
そして、作品としてはまだまだですが、「書く」ことによって、
ほんのちょっとだけ(本当にちょっとだけ)成長できた自分がいました。
合評が終わった時は「この作品、絶対におもしろくしてみせる!」と
心に強く誓いました。

合評のために前に出ましたが、終わったので自分の席に戻ろうとしたら…
掛札先生に引き留められました。
そして、皆にあるプリントが配られました。
そこには、ベストセラー作家ディーン・R・クーンツの
「ベストセラー小説の書き方」から一部抜粋された文章が書かれていました。

皆を代表して文章を声に出して読んだのですが、まるで今の自分に対して書かれている気がして、
そして、基礎科時代からのこの一年の事を思い出してしまい、目が潤んでしまいました。
特に、印象に残った文章は…
『小説の書き方を学ぶには、まず書いてみること、そのつぎも書いてみること、
そのつぎも、やはり書いてみるしか方法はないようである。』
小説と書かれてましたが、シナリオでも同じです。
とにかく、『書く』のが上達する一番の方法です。

この一年弱、本当に色々な事を学びました。
学んだ事が多すぎて、ここには書ききれません。
でも、一番学んだ…というか、わかった事は、
「私は…書くことが好きなんだ」という事でした。

書いていて苦しい事も多いけれど…
書き終わった時の達成感は言葉に表せません。
そしてちょっとだけ成長した自分がいます。

「書くことが好き」
だから、これからも書き続けようと思います。
そして、いい作品を書くため、書き続けようと思います。

酒匂彩子(第54期研修科夜間部)
最近、「BECK」と「ラブコメ」の出演者登場有りの
特別試写会に行ってきました。(そろぞれの。)
「映画がタダで観れてラッキー」とか「イケメンが見れて幸せ」とか
はもちろん、出演者の映画に対する意気込み・想いが見近で感じられました。
より、映画の世界に入り込めるし、勉強にもなりました!
 



2010年9月22日


私の頭の中のペン

先週は桂先生の最後の授業でしたが、悲しいことに私は参加することが出来ませんでした。

今回は私の最後のブログになります。
残念ながら授業のレポートは出来ませんが、かつて私がそうであったように、秋からの受講をお考えの方がこのブログを読んで、少しでも手がかりになれば幸いです。

私は基礎科を受講せず、4月から研修科に加わりました。
最初は不安でいっぱいでしたが、生徒さん、先生、事務局の皆さんが本当に親切にしてくださり、何とか半年間楽しく学ぶことができました。

講義のあとは毎回飲み会があって、多くの生徒さんと先生が参加し、いろんなお話をします。
私はその場に何度か参加したことによって、いろんな方と打ち解けることが出来たような気がします。
仲良くなった方とプライベートなお話もたくさんしましたし、休日に一緒に映画を観にいったこともありました。

毎週火曜日の創作論講義は基礎科に向けての授業でしたが、研修科や卒業生も参加可能ということで、私もいそいそと通いました。
そこで、監督や脚本家、プロデューサーなどいろんな立場からの貴重な講義を聴くことができました。
先生方は拙い質問にも丁寧に答えてくださいます。
創作論講義にも参加して本当に良かったと思いました。

4月から通い始めて、私が成長した部分は、何をしていても、ボーっとしていても、脚本のことを考えるようになったことです。
私は来月からも受講することに決めました。
今回あまり作品を提出できませんでしたが、次回は頭の中のペンを走らせ、創作に積極的に取り組むことを目標にしたいです。

今日は最後の授業です。
それでは、またのちほど…。


市川準監督の三回忌追悼上映が10/1まで神保町シアターにて
ポルトガル映画祭が10/3までNFCにて
これから映画祭もたくさんあって、体ひとつじゃ足りたいぐらいです。