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【タイトル】 |
「旅立ちの扉」 |
【作者】 |
駒井 俊彦(こまいとしひこ) |
【E−mail】 |
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【シナリオ】 |
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《梗概》 映画監督を目指して東京に出てきた永瀬裕人。しかし何年たっても目が出ず、もうすぐ30歳になろうとしていた。そんな時に、同棲している恋人の恵美に妊娠を告げられ、映画を諦め定職に就くか、映画を諦めないかの選択を迫られる。 考えた末、裕人は告げる。映画は諦めたくない。でも恵美とも別れたくない。子供は堕ろしてほしい、と。だが、納得いかない恵美は出て行ってしまう。 ある日、裕人は聞かされる。恵美が事故に遭い、赤ちゃんを流産してしまった、と。その後、退院した恵美は、裕人には何も告げず実家に帰って行ってしまった。 失って初めて気付く恵美の大切さ。裕人は決意する。もう大事な物は失いたくない。たとえ失うとしても、ぶつかって砕けてからだ、と。 裕人は『フィルムコンテスト』に応募すべく、自主映画製作に乗り出す。入選しなければ、映画を諦めて田舎に帰ると決意して——。 同じ頃、田舎で過ごす桜井晃は、今年20歳を迎えようとしていた。映画監督になると決めている晃は、父親に、映画学校に入る入学金を出してくれと頼むが、断られる。 晃は自力でお金を稼ぐべく、コンビニでバイトを始めるが、そこで雅美という美しい女性に一目惚れしてしまう。だが店長に嫌われていた晃は、そのバイトをクビになってしまった。 金を稼ぐ道を絶たれ、雅美とも会えなくなった晃。そんな、悲しみにくれる晃が目にしたのが『フィルムコンテスト』の記事だった。賞金目当てに出品を決意した晃。主演女優はもちろん雅美だ。 こうして晃の、友達を巻き込んでの自主映画製作が始まる。初めての映画作り。警察を呼ばれ、雅美を怒らせ、と苦難の日々が続く——。 そして、作品を完成させた二人は、それぞれの場所で、結果発表の日を迎える。真摯に結果を受け止めた裕人と晃は、それぞれが新たな生活を始めるべく、第一歩を踏み出そうとしていた。 |
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