【タイトル】 

「曇り、ときどき晴れ」

【作者】 

中原 直子(なかはらなおこ)

【E−mail】 

rara7136@yahoo.co.jp

【シナリオ】

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《梗概》

 亀山桃子は、姉の百合子と二人暮らしをしている二十二歳。ファッションビルの受付嬢をしていて、同ビルで働く警備員の加瀬のことを、ちょっといいな、なんて思っている。

 桃子の先輩で同僚の江田美紀は、営業の滝本弘行と不倫の仲だ。美紀は、滝本が桃子を可愛がっているのが面白くない。美紀は桃子と表面上は仲良くしているが、裏で嫌がらせを始める。

 一方、滝本の妻、友美は、とっくに夫が浮気していることには気付いていた。ある日、

その浮気相手が同じ店舗の受付嬢であることを知った友美は美紀に会いにいくことを決意する。恐くなった美紀は、桃子を代役にさせようと、友美が会いに来る日のシフトを桃子とチェンジする。

 友美は桃子を浮気相手と思い込んだまま、

百合子の勤めるレストランで、もう一度桃子と会う約束をした。潔白であることを主張する桃子。友美は、百合子の話も聞いたところで、滝本との間に肉体関係がなかったことを認めた。

 また、滝本は転勤を機に美紀と別れる決意をした。美紀は、あっさり別れようとする男と付き合っていた自分が許せなかった。

 その日の夜、友美は滝本を責めた。浮気相手と肉体関係がないのは滝本が本気だからだと解釈したからだ。それに対し、滝本は美紀が遊び相手だったことを認める。

 翌日、美紀は滝本に、自分も本気でなかったと告げる。また、桃子にも、今までしてきた嫌がらせを白状した。

 こんなつまらないことに巻き込まれて、自分は今まで落ち込んでいたのかと思う桃子。その翌日、加瀬は美紀に気があることを桃子に告げる。そこには、身も心もブルーな桃子が残った。