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【タイトル】 |
「ホースマン・ブルース」 |
【作者】 |
後藤 康仁(ごとう やすひと) |
【E−mail】 |
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【シナリオ】 |
非公開 |
《梗概》 厩務員の轟には大金が必要だった。担当馬のスノーキャップは未勝利の駄
馬で賞金を稼げない。仕方なく馬券で稼ごうと競馬場へ行く。そこで馬券生活者の舟木と知り合う。轟は息子の健一の肝臓移植の費用5000万円が必要だと告白する。 落馬事故で骨折入院中の理恵は、まだ1勝もしていない下手糞な騎手。同じ病院に入院中の健一と知り合うが、健一は全く心を開かない。健一の移植を知った理恵は、テレビの競馬番組のインタビューで健一の募金を訴える。これがまた健一の怒りを買う。 舟木は轟に馬券で一発勝負で5000万円を稼ぐ唯一の方法があると言う。ダービー馬カイザーとスノーキャップを交換して、カイザーを未勝利戦で走らせ、その単勝馬券を買うということ。2頭は父も同じで毛色も同じでそっくり。ただし尻尾の色は違うがそれは染めれば大丈夫と言う。轟は血統書の旋毛(人間でいう指紋に近い)の違いでバレると。舟木はその旋毛が同じだからこの計画を立てたと言う。轟は厩務員としてそんな犯罪は出来ないと断る。しかし、健一が発作を起し一刻の猶予もないことになり実行に同意する。 理恵は退院したが乗せてもらう馬はない。そんな時、大馬主の近藤に呼ばれ、テレビで募金活動を訴えた心意気に感心したと、スノーキャップに乗せてやると言われる。
絶対に勝てると替え馬を計画したのに、下手糞な理恵がレースで落馬でもすれば一着でも失格になる。轟と舟木は焦る。
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