シナリオ講座      一般社団法人シナリオ作家協会


     
   里島美和 (シナリオ作家)

1964年神奈川生まれ。桜美林短期大学英語英文科卒業。
ダンサー、俳優などを経て、テレビ、ラジオの構成作家に。
第9回シナリオ作家協会大伴賞ノミネート賞受賞を契機に
シナリオライターとして活動を開始。
東放学園専門学校・東放学園映画専門学校講師。

作品に舞台『俺たちの祭り詩(うた)』、
i-講談社『夏子の酒』、
WOWOW『パタパタ飛行船の冒険』、
モバイル劇場『LOVE500%』、
フジテレビアナウンサー朗読舞台『奇岩城〜ルパンが愛した女〜』、
魔法TV『恋愛約束』、任天堂DS『赤い糸』、『赤い糸DESTINY』等。


                            


2009年7月20日(月曜日)

はじめまして。今日からバトンを受けてリレー日記が始まったわけですが……。
実は、このリレー日記に関わらず“ブログ”などというものは、私だけは絶対にやらないもの、と思っていました。それだけに何を書いていいのやら、とても緊張しています。でも一週間、何とか頑張りたいなと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

さて、初日の今日は7月20日、海の日ですねぇ。……はて、いつから海の日が出来たんでしょう? 世間に疎い私は、気がついたら休日が増えていたという感じなんですが……。まぁ、今日はその海の日にちなんで我が家のお魚さんたちの話をしょうと思います。

我が家には、300匹以上の熱帯魚がいます。そして私の一日は、このお魚と共に始まります。もちろん朝起きて、洗濯や掃除、子供の学校がある日はお弁当も作りますが、お魚のお世話は……というと、まずこの子たちのうん○を取って水槽をきれいにすることから始まるわけでして。
今はだいぶ魚の数も減って、水替えをしなければ20分ほどで終わるようになったのですが、全盛期(?)には500匹以上のお魚さんたちがいて、30個の水槽が応接間を陣取っていたわけで、ほとんどそこは水族館! 朝晩で合計4時間のお世話タイムが常でした。
まさに寝ても覚めても魚、魚、魚。夢には出て来るわ、夢の中でもお魚さんたちはやりたい放題だわ、本当に気が狂いそうでした。でもヒーヒー言いながらも、お魚さんたちが可愛くてたまらないのが、また不思議なのです。



そもそも魚生活の始まりは5年前。ゲーセンのUFOキャッチャーに熱帯が景品として置かれていたのを見て、可哀相になった旦那さんが最初の2匹を取り、(ベタという種類で、名前はベタ夫とベタ美)。それから体にカビがはえてしまった子とか、ヒレが腐って切れてしまった子とか……みんなお腹がペッタンコで可哀相で、そんな子たちを救出している間に、そのベタだけで100匹以上になってしまったのです。
他にもグーラミィ、ミッキーマウス・プラディ、ブラックテトラ、ペンギンテトラ、グローライト・テトラ、グッピー、アカヒレ、レオパード・ダニオ、エンゼル・フィッシュ、コリドラスにプレコ。(このプレコのうん○がデカイ)他にもたくさん。名前をあげきれないほどの熱帯魚がいました。
 看病のかいなく、途中で死んでしまった子もいましたが、ほとんどが病気を克服し、中には子供を産んで、その子がまた子を産み、また産み……てなことを繰り返して、いつしか500匹を越えるお魚さんたちが、我が家の家族に一員になったのです。



プリン


セレブ


マーブル


ルーキー

中でもベタという種類の魚は、一匹一匹性格が違い、癖もあって、人懐っこく、ジャンプして餌を食べたり、水草の間で曲芸をしたり、壷に入って休んだり、そばに寄れば営業(笑)もしてくれます。それがとても愛らしくて、100匹以上いたベタには全部名前がついていたくらいです。
全員の写真を載せたいくらいだけど、それはいくら何でも無理なのでやめておきますが……、でもちょっとだけ。
上からプリン、セレブ、マーブル、ルーキーです。


チョロ

このお魚の話をすると、本当に親バカのようになって止まらなくなってしまうのですが、そのベタも皆亡くなって、今、我が家にいるベタはこの子一匹だけ。
名前はチョロです。我が家に来たばかりの頃、落ち着きがなくチョロチョロしていたから、チョロ。(ちょっとカメラが映っちゃいましたが)もうかなりのお爺ちゃんですが、まだまだ食欲旺盛です! 撮影する私のためにわざわざ前に出て来てくれたりして、本当に可愛いヤツなのです。
今朝は、つい先日まで隣の水槽にいた小セレブくんを庭に埋めました。
そんなわけで、うちのお庭もお魚のお墓だらけなのです。お盆だし、みんな遊びに来てたのかしらん? なんて思ったりして……。

おっと、いかんいかん。この調子で毎日書いてたら私が死んでしまう〜。
明日は東放学園の前期最後の授業です。明日のクラスは半期で授業が修了になるのです。可愛い生徒たちと、授業を通して会えるのが最後だと思うと辛い。
精一杯いい授業にしなきゃ!
……ということで、また明日です♪
おやすみなさい。



2009年7月21日(火曜日)

7月21日 火曜日。
昨日までのピーカン具合とは打って変わって、生憎の雨模様。
でも元気に頑張るぞ! と向かった先はマスコミ専門学校です。

シナリオ作家協会主催のシナリオ講座でも、第6期入門科、第14期入門科、そして第48期研修科の専任講師をしておりましたが、ここ東放学園専門学校で講師として授業をさせていただくようになって、今年で丸10年。
実に3000人以上の生徒たちと出逢ってきたわけで……。これって改めて考えるとすごいことだな、って思うのです。だって、このお仕事をしていなかったら、彼らと巡り逢うことはなかったわけだし、たくさんの生徒たちと接してたくさんの幸せをもらって、本当にありがたいことだな、って思います。
そして私は、素直で可愛い生徒たちが本当に大好きでたまらないのです!

今日はそんな彼らと離れなければならない前期授業の最終日。
もちろん授業以外でも会えますが、教室内で授業を通して接していけるのも今日が最後……と思うと、何だかとてもしんみりとしてしまうのです。



ほらね。とってもいい笑顔でしょう?
ああ、若さって素晴らしい!
こうして写真に撮ると、肌のハリが全然違うじゃない!
と、自分の老いに愕然とし、ついボヤきが入っちゃいそうですが、
「サトちゃん、若い〜」
と言ってくれる言葉に乗せられて、気分はまだまだ20代!
そうそう。生徒たちは私を“サトちゃん”と呼んでくれていて、それもめちゃくちゃ嬉しかったりするのです。

で、こんなふうにニコやかな顔をして写真におさまっている彼らだけど、本当はとっても大変な時期なのです。あと10日ほどで締め切りとなる最終課題ーー1時間もののオリジナルドラマ作品の執筆に、それぞれがラストスパートをかけている最中だから……。もちろん、私の授業だけではありません。音楽番組や情報番組、バラエティ番組等のスタジオ番組制作実習。ロケーション番組の制作実習と、あれこれとパワフルにやりこなさなきゃならないのです。



よく『今時の若者は……』などと言って、もっともらしい事をいう大人たちがいるでしょう?(私も一応大人だけど)でも私が接している彼らが、日々思い悩み、一生懸命前進していこうとする姿は、私が生きてた時代となんら変わりはなく、人としての誇りも優しさも、熱いハートも同じだなって思うのです!

今年の4月23日、生徒たちに誘われ、私はお食事会に行きました。
素敵なお店を予約しておいてくれて(生徒の一人が以前バイトをしていたお店なのですが)とても贅沢なおもてなしを受け、楽しいひとときを過ごしました。
そして、お開きになる時、皆が顔を見合わせ、照れながら何かを私に差し出してくれたのです。
――誕生日プレゼントでした。前日の22日が誕生日の私のために用意してくれていたのです。感激しました。当日は家族と過ごすだろうからと、日にちをズラしてくれる配慮がまたニクイところです。
プレゼントは入浴剤のセット。さすがうちの学校の生徒だな、と見直しちゃったのだけど、企画モノの入浴剤がたくさん入っていて……。
その入浴剤を自宅のお風呂に入れて湯船につかり、ホロリと涙してしまったのは初めての告白ですが……
みんな本当にありがとうね!
あ、でもね。某有名女優の、ワイン風呂入浴剤だけはまだ手をつけていません。なんだか恐れ多くて(笑)。



さて。私の周りにはまだまだ大切な人たちがいます。授業で使うプリントをコピーしていただいたり、VTRの準備をしていただいたり、大切な書類の作成やスケジュール管理、その他、私がわからないことまでたくさんのお仕事をこなされている教務デスクの方。そして生徒たちの近くでサポートをしてくださる、ティーチングアシスタントの皆さんです。
あ、私の隣にいますのは卒業生です。役者として夢に向かって頑張り中です!

……という訳で、前期最後の授業のお話として、2日目のブログを書いてきたのだけど、これにはまだ続きがありまして……。
えと、今日が最後だと思っていたのは、私の勘違いで来週も授業ありました!
でも、生徒たちにもずっと前から今日が最後だと言っていたため、
「執筆に専念して、休講にしてもいいよ」と言ったら、
「授業やりたいです」と言ってくれたので、やることにしました!
わい! なんで、しんみりモードはまた来週にとっておいて……と。
今日はぐっすり眠ります。
おやすみなさい♪



2009年7月22日(水曜日)

7月22日 水曜日。
今日は46年ぶりの皆既日食ーーということで、朝からたくさんのライブ映像が飛び込んで来ましたね。オフで、ほぼ一日自宅にいた私も、午前中はテレビに釘づけになっていました。
 
一日自宅にいたと言っても、ちょいとご近所に買い物へ出て……
そこで懐かしいものを見つけてしまいました。
少々小ぶりですが、この筒型の入れ物は昭和の香りがぷんぷんとして、思わず手に取った私。写真じゃよく見えないかもしれませんが、右端のイカの乾物のネーミングがイカします。(イカだけに……)



私が子供の頃は、すぐ近くに駄菓子屋さんがあって、毎日のように駄菓子を買いに行ったものです。近年ではそんな駄菓子屋さんもほとんど見なくなってさみしい限りですが、毎年、夏祭りが近づいてくると、こうした昔懐かしの駄菓子が出回るので、ちょっとワクワクしたりします。
イカの姿フライとか(またイカだ……)、串に刺さったカステラとか、etc……。
でも、私が一番好きな駄菓子は何といってもカレースナック! 確か、駄菓子屋のお婆ちゃんが手作りした紙の袋みたいなものに入れてもらっていたと記憶しているんだけど……。それにしても、中にオレンジ色とかグリーンのスナックがちょっとだけ混ざっていて、なぜか魚の形をしているんですよね〜。
カレー味なのになんで魚よ? と不思議に思った記憶もあります。
 
……てなワケで、食べ物つながりということで、
今日はうちのお夕飯をパチリと撮ってみました。





今夜のメニューは牛ステーキ肉のわさびソース和えと焼き茄子。そして、キャベツと長ネギのお味噌汁にご飯。デザートにはスイカをいただきました。
 いたって簡単。夏にはもってこいのさっぱり味なので、簡単にレシピを……。

【牛ステーキ肉のわさびソース和え】
1 牛ステーキ肉(切り落としでOK)に
  フォークをさしておくか、切り込みを入れておく。
  ブラックペッパーと塩で下味をつける。
  (下味をつけるのは、焼く直前がよい)
2 よく熱したフライパンに牛脂を入れる。
  (とろけるぐらいがいいのだけど、
  脂がいまいちの時は薄くサラダ油をひく)
3 肉を入れ、はじめ強火で表面を焼き、裏面も焼いたら、
  すぐに中火にして、好みの焼き加減に仕上げる。
  さっと醤油をたらして火を止め、蓋をする。
4 その間にわさびソースを作る。
  ボールに入れた醤油にわさびを溶いておく。
  (わさびの分量はお好みでOKだけど、
  気持ち多めの方が、味がはっきりとする)
5 あとは肉が熱いうちにソースとからめる。
6 まぁ、簡単!

【焼き茄子】
1 茄子は大きめが良い。ヘタとガクを切り落とし、
  縦半分に切って、さらに横半分に切り、
  食べやすい大きさにしたら、表に編み目を入れ、
  水に放し、アク抜きをする。
2 フライパンを熱し、油はやや多めにして
  まずは表面から焼いていく。
3 よきところで裏にし、内側も焼いたら、
  もう一度表面を焼き、かるく醤油をたらして
  火を止め、蓋をして少し蒸す。
4 すりおろしたショウガと醤油をボールで混ぜ、
 (市販のチューブのショウガでも美味しい)
5 牛肉と同様、茄子が熱いうちにボールに入れ、
  味をからませる。
  (この時、形が崩れぬよう、注意が必要。
  また油も多めに使っているので、
  フライパンごとごっぞりやらず、
  余分な油は排除してボールに入れる)
6 あとはウマウマ。

 さぁ、食事のあとは家族揃って映画を観ます。
 お休みが合う日は、こうしてよく映画を観るのですが、旦那さんはホラー好き。息子はSF好き。そして私はラブストーリー好きだから、何を観るか、時々決らないこともあったりしますが、大体いつもこんな感じです。
   ↓



ぷぷ……。
では、また明日です♪
明日はまた学校で授業ですが、映画専門学校の方へ向かいます。
そのあとは打ち合わせ。長丁場になりそうです。
頑張らねばっ!



2009年7月23日(木曜日)


人の出逢いは摩訶不思議ーー。
しみじみとそんなことを思う、7月23日のブログです。
今日は、私が講師として通っているもう一つの学校、東放学園映画専門学校に行ってきました。もうひとつ、と言っても東放学園専門学校とは姉妹校ですから別の校舎に行くといった感覚なのですが。

今期の授業には、ある思い入れがありました。というのは、例年新入生を担当してきた私が、今年はじめて二年生を担当することになったから……。



ここにいる彼らと一年前に初めて出逢って、『シナリオ基礎』という半期の授業を終え、こうしてまた授業で再会出来た……。以前より成長している彼らを見、とても嬉しく思ったと同時に、彼らそれぞれが、彼ららしく、さらにその先へとステップアップしていくためにはどんな方法が一番良いものかと、とにかく真剣に悩みながら授業を進めてきた、そんな半期だったからです。
 
火曜のブログでも書きましたが、私は生徒たちが可愛くてたまらない。一人一人が全く違う輝きを持っていて、あどけなく笑顔なんて向けられちゃうと、マジで心がキュッとなっちゃう。不思議だけど、この感覚は私の息子に対する感覚にかなり近く、ほんと勝手に…ですが、私はこの子たちの『東京の母』だと思ってるのです。実際、私の息子とは2、3歳しか変わらないし、生徒たちの多くは親元を離れ、東京で一人、夢に向かってひた走るわけで、特にうちの学校には留学生も多く、彼らの頑張りはハンパじゃありません。だから私が出来ることは力の限り応援したくなってしまう…。
やべぇ。何だか熱が入り過ぎちゃった。
ちょっとウルってきちゃったから気を取り直して……と。

彼らとは夏休みをはさみ、また後期の授業で再会。お休み中もメールのやりとりでサポートを続けていく予定ですが、前期の授業は今日でおしまい。これから、彼らにとって長くて短い夏がやってきます。この半年、彼らは本当に頑張ってきました。ぐんぐんと力をつけ、授業が終わりに近づくにしたがって、作品の中に彼らの『本気』が滲み出てきたように思います。ウン、こうしてまた皆に会えて良かった!と実感した1日でした。



こちらは映画科の先生方。他の先生もお誘いしたのだけど、逃げられちゃいまして……。
そもそも、私が講師の仕事を始めるきっかけを作ったのが私の隣に写っているーー友人であり、脚本家でもある――ちょっと椎名桔平さん似の(笑)いい男! 彼が私を引っ張ってくれたことで今の私があるわけで……改めてお礼を言ったことなんてないけど、感謝してます! その後向かう打ち合わせ前に、お腹すいてるだろうから、とお煎餅をくれたけど、それもサンキュです。さすがに電車の中じゃ、食えん……と、未だ大事にとっておりまする。

さて、そのあとは会議へ。
来年6月劇場公開予定の映画の会議でございます。発表前なので詳しくお話できないのがとても残念ですが、皆が足並み揃え、作品への想いをひとつに邁進している……といった感じです!

会議のあとは、ちょっと一杯。
あー、お酒を飲むのは久しぶり!
このところ仕事が重なっていて、グレそうだったから超シアワセ!



向かった先は、築地にあります『季節料理 越後家』さん。
エチゴヤさんと読みますが、『家』とつけられているあたりがいいですねぇ。好きです。お料理も絶品でした。
ここは、隣にいらっしゃるニッコリ顔のYプロデューサー(写真左・名前を出しても大丈夫だよ、と仰っていただいたのだけど、一応イニシャルでね)の築地イチオシのお店なのです。機械に弱い私のせいで、お顔がよくわからない写真になってしまったのですが、右側にいらっしゃるのはWプロデューサーです。
こういうの、男性の場合は『両手にーー』……なんて言うんでしょうか?
ウン。いくつになってもこれって、いい気分かも!
それにしてもお二人の肩書きを書いてしまったら、生徒たちも「すげーっ!」って沸き立ってしまうほどなのですが、今回は我慢して……と。

冒頭で、人との出逢いは摩訶不思議、と書きましたが、実はYプロデューサーとは13年ぶりにお仕事をしています。私がまだシナリオの『シ』の字も知らなかった構成作家の頃に初めてお会いして、そして今回再会し、お仕事をしているわけで……クランクイン前に、立て続けに映画がつぶれてきた私は、ある時、人間不信に陥っていましたが、今は不思議と心中穏やかで、すべてをお任せするのだ〜! といった気持ちになっています。
ラジオ構成作家として、手書き原稿を書いていた23の私が、最初に感じたことーー『モノ作りは人』。……人がいなきゃ、何も動かない。だから『人』と向き合って、いい仕事がしたい! やっぱそれだよね! 
そんなことを改めて思ったわけです〜。

そうだ! 『越後家』さんのお料理ですが、話に白熱してしまい、写真も撮らず、メニューも確認しなかったのですが……、
サバ寿司……やばいです。美味しくて倒れます。
生ガキもプリンプリンのウマウマ! アジフライも肉厚、ジューシー。
でも美味しすぎて、思わず唸り声をあげてしまったのは岩のりのお味噌汁です。
大将、ありがとうございます。あと、シャッターを押していただいちゃって、すみませんでした。

そんなこんなで、今日は長くなってしまった。今日も……か。
そろそろ寝ます。
おやすみなさい♪



2009年7月24日(金曜日)

今週は少し時間に余裕があったはずなのに、何だか走りっぱなしの私。
このリレー日記も5日目に入るわけですが、お恥ずかしながら、馴れないことに初日は完徹してしまい(ブログに徹夜する人も珍しい、と旦那さんに言われながらも、画像がうまく取り込めなかったりして……)また、他の仕事との兼ね合いもありながら、気がつけば4日で一体何時間寝たのぉ? といったスケジュールになっていて……。とにかく、わぉ! と、移動中は走る、走る……。
ウン。おかげでまた少し痩せられたかなぁ……と思っています。感謝!

かつて私がダンサーだったことはプロフィールにも載せていることですが……
当時の私の体重は42キロ〜44キロ。それが20年の歳月をかけてゆっくりとゆっくりと膨らんで、ピークはなんと65キロ!
で、実はこの半年間で猛ダイエットして(……ってこともなく、かなりラクをしたダイエット方法で)、以前と同じ体重の44キロまで落としたのでございます。
……はて。
とは言ったものの、かつての体重と同じだというのに、お腹にはまだダボつきが……。一体、どの部分が何グラムなのかはわかりませんが……なんでしょう、あの形の変わるゴムみたいな玩具、スラ○ム……でしたっけ? あんなふうに自由に理想の体型が作れたらいいのになって、思います。
……いや、違うな。スラ○ムじゃ、ムリだ。

さて、今日は久しぶりに母と逢い、我が家が子供の頃からお世話になっている主治医の先生の病院へ遊びに行きました。先生は当然のことながら昔の私を知っていますので、私が徐々に膨らんでいく間、「美和ちゃん、太ったねぇ」を連発。(全然悪気はなくてですが……)でも、今日ついに「痩せたなぁ。すごく痩せたよ」と先生に言っていただき、やった〜ぁ! と舞い上がっているのです!



実は……1988年2月8日――。私はこの世とあの世の境目にいました。
この話は、生徒たちももちろん知りませんし、仲の良い友人たちも知らないことで、知っているのは家族と親戚、そして親友と当時の恋人ぐらいでしょうか。
その時、私の担当医をしていただいたのもこの先生なのです。

なんだかブログをアップするごとに、秘密を話しているようで、ヤダなぁ……と思いながらも、こうして書くことにもきっと意味があるのでしょう。
私が人よりも深く考え過ぎてしまったり、生きることそのものや、人との接し方で、こうしたい、こうあるべき……と色々思ってしまうのは、やはりこの時、もう一度命をいただいた……という感覚があるのでしょうね。
真面目にこんなことを言うのはガラではないのですが、今、こうして元気でいられることは本当にありがたいことなんだ、って思います!
父にも母にも兄にも、たくさん心配かけてしまったし……
そして、先生にも……
でもサトジマミワは頑張っています。まだまだ全然、ホント、ダメなんだけど。やろうと決めた目標には到達できていないのだけど、頑張っていますから。
ありがとうございます!

そうそう。病院の帰りに、偶然卒業生に逢いました。
5年程前に教えていた生徒です。
で、開口一番、彼が言ったのは「今、制作で頑張ってます!」の言葉でした。
すごく嬉しかった! いい笑顔でした。
こんな時、私はまた元気をもらって、頑張るぞ! と思うのです。
ウン。ガンバッ、ガンバッ!



2009年7月25日(土曜日)


今日はとってもいい天気でした。でも私は1日おうちに籠っておりました〜。
実は今日、友人と会う予定だったのですが……そう、昨日のブログで少しお話した親友と。でも、日頃の疲れにやられ、くじけてしまった……。
うむ。彼女と会って一緒に写真でも撮り、ブログに載せようかと企んでいただけに、どうしょう……。
でも、すぐにピカリン! と思いついたのです。会わなくても、写真をテレビ電話風に仕上げたらどうかしらん、と。
よし! そうと決まったら、彼女に写真を依頼し、私も自分を撮らねばっ!

ところが、それは思っているほど簡単なことではありませんでした。っていうか、難しかった。なにしろ自分で自分を撮るなんて普段することじゃないですものね。マジで悪戦苦闘しました。笑顔は引きつるわ、デジカメを持った手はしびれるわ、撮れたと思ったら指が写り込んでいるわで、もう大変!
で、一応、出来上がった写真がこちらでございます。




親友の『ミキき』はとても可愛く仕上がっていますよね〜。でも私は……
ホント、何枚とっても気に食わなくって、き〜っ! となりました。
はい。正直154枚撮りました。(阿呆か〜っ!)疲れました。なのに、いい写真が全くないの! どうしてぇ?
……結局、被写体に大きな問題があるって思い知りましたが。
ちぇ。まぁいいさ。

で、今日はせっかくですから、彼女の話をしたいと思います。
彼女は私を『ミワわ』、私は彼女を『ミキき』と呼び合う、大の仲良しなのですが、そもそもの出逢いは10年前。共通の友人が企画したお花見会の席で巡り逢いました。意気投合し、すぐに仲良しになりましたが、日常、とても離れたところで暮らしているせいもあって、時々メールをしたり電話をしたりする程度。ともすればそれは、疎遠になってしまいがちな距離感だったと思います。
ところが半年前ぐらいからでしょうか。これまでよりも長く電話で話すようになって……話せば話すほど、あまりにも共通点が多いことに気づいたのです。こんなにも心の根っこが似た人間が、他にいたのかと、そんな驚きの連続で……。そして気がつけば、友人の中でも一番大切な存在になっていた、というわけ。

私が短大に通っていた頃、ある教授がこんなことを言いました。
「人はね、一生のうちに本当の友達に一人逢えれば、幸せなんですよ」と。
当時から多くの友人たちに囲まれていた私は、何言ってんだろ? 本当の友達なんて私にはたくさんいるけど。と、揶揄する言葉すら呟いたと思います。
でも今になって、教授の言った言葉の意味がよくわかります。仲の良い友達は友達で変わらずとても大切だけど、それよりももっともっと上があったのですから。いえいえ、上とか下とか、そんな言い方では語弊がありますね。なんていうか、つまり……家族のような愛情を持って接することができる存在だってことです。あ、私たちは決してズーレではありませんよ。(笑)

 

写真だと質感が伝わりにくくて残念なのですが、
こちらは彼女が描いた挿絵です。
近々、観光地の旅館等で絵葉書として販売されていく予定なのです。(今回は、それとは別に手元にある作品を送ってもらったのですが……)
この絵の先に何が見えるのか、どんな未来が待っているのかは、私にもまだわかりませんが、彼女の夢が確実に形になっていきますように!

さて、作家リレー日記もあと残り1日。
毎日ブログを書かれている方ってほんと、尊敬しちゃう。
サトジマはもうかなりグロッキーです。(死語?)
早く思い切り遊びに行きたいな! 美味しいもの食べに行きたいな!
ああ、でもその前に、たっぷり眠りたい……。
そんなことを思う7月25日の夜でした。



2009年7月26日(日曜日)

何が好き?
あなたのその無邪気さが好き
あなたのそのしぐさが好き
……声が好き、大好き!

ということで、今日は私の大好きな男性(?)のお話……私がコレクションしているルーニー・テューンズのトゥイーティーのお話です。このトゥイーティーって名前……ちょっと長くて面倒くさいから、我が家では『とえて』なんて呼んでいるんですけどね。



ちょっと違うキャラクターも混ざりこんでいますが、こちらは『彼』専用の飾り棚。ちょっと見にくいかもしれませんが、横たわるフィギュアと立っているフィギュアはかなり大きなもので、いずれも旦那さんからの贈り物。(他にも贈り物はたくさんありますが)とてもこの棚だけでは飾りきれないほど、うちにはトゥイーティーグッズがたくさんあるのです。携帯電話もトゥイーティー仕様というだけで契約して二機あったり、こんな風に靴下も……。





でも、映像でトゥイーティー作品を続けて観ると、なんちゅー性格の悪さ……と思ってしまいます。だって「I tawt,I taw a puddy tat! (見た、見た、ねこたん!)」を口癖に、トゥイーティーを食べようとするシルベスターから逃げつつ可愛らしさをアピールするのだけど、結局シルベスターは散々な目に遭って、ちょっと可哀相になっちゃうから……。でも、吹き替えのこおろぎさとみさんの声、最高ですね。トゥイーティーは子供の頃から知っていたけど、幼い頃の私は別に興味を示さなかったわけで、トゥイーティーの魅力のひとつであるこおろぎさんの声があって、現在とりこになっているわけですから。



さて、こちらは一番のお気に入りのぬいぐるみ。
隣にいるのは息子。ぬいぐるみは息子からのプレゼントなのです。
彼の夢は声優になること。だから、卒業したら専門の学校に行って勉強し、技術をつけたいと、考えているようです。
息子が小学校4年生の頃、20歳で迎える成人式と10歳という当時の年齢にかけて、『天才成人式』という催しが学校で開かれ、息子が皆の前で将来についての作文を読みました。
「将来の夢はシナリオライターになることです。ぼくを育ててくれながら、夜遅くまで一生懸命仕事をしている母の背中を見て、ぼくもシナリオライターになりたいと思ったのです」みたいなことを言われ、思いがけず号泣する私。それにつられて周りのお母さん方も号泣してしまったわけですが……当時、母子家庭でしたし、どこかで私に気を使わせてしまったのでは、と思っていただけに、彼自身が本当にやりたいことを見つけて良かったな、と思う今日このごろです。

さぁ、そろそろリレー日記も次の方にバトンタッチする時間がやってきました。
振り返ると、1週間大変でしたが、とても楽しく書かせていただきました。読んでくださいましてありがとうございます!
写真にはホント苦労致しましたね。写真を加工する際には旦那さんに色々と教えてもらって。(旦那さんもマスコミ業界の技術者なので)第3日目の写真撮影は旦那さんにやってもらいました。旦那さんが仕事で留守の日は、ぎゃ〜っと、一人悪戦苦闘しましたが……。

それから、ブログアップにあたって私の担当をしてくださった宮下奈津子さん。どうもありがとうございました! ご自分のお仕事もあるのに頭がさがります。まだお顔も存じませんが、お約束通り、飲みに行きましょうね!

さて、最後になってしまいましたが、私のプロフィール用のイラスト。これは友人であり、漫画家の長尾朋寿さんが描いてくださったものです。
もう8年ぐらい前でしょうか? ある企画の打ち合わせ中に私のノートパソコンを弄って、マウスでちょこちょこ。ものの何分かで描いてくれたのです。現在も週刊漫画サンデーで『ホロ酔い酒房』連載中ですので、是非皆様、ご覧になってみてください。

宣伝続きですみません。
今月18日に発売しました、月刊『ドラマ』8月号(映人社)に、特別企画「シナリオを書こうとしているあなたへ」と題して記事を書かせていただきました。
これからシナリオを書こうと思っている方には是非読んでいただきたいです!

ではでは……。


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