シナリオ講座      一般社団法人シナリオ作家協会


     
   赤松義正 (シナリオ作家)

  1974年生まれ、兵庫県出身。シナリオ講座31期基礎科修了。
  当時の講師は高田純先生。

  ■TV  05年「証明写真」「カミヒコウキ」「ファウスト博士の金杯」
        03年「屋上ガールズ」他
  ■映画 03年「ステルモノ」、02年「不思議めがね」他


                            


2008年5月26日(月曜日)

最初にお断りしておきます。
つまらないですよ、僕の日記。
「作家さんによる日記なんてどうですかね」
「仕事の愚痴とか、作品の宣伝、書斎拝見とかどうですかね」
確かにこんな感じのことを企画会議で好き勝手言いました。
だってそうでしょ、売れてる作家さんたちが書く仕事の愚痴とか裏話なんて面白そうじゃないですか。
素敵な作品を生み出している書斎とか覗いて見たいじゃないですか。
実際に、加藤正人さんの「クライマーズ・ハイ」のロケハン話なんて、めちゃくちゃ面白かったですよね。
安井国穂さんの書斎、みなさん見ました? めちゃくちゃ格好よかったでしょ。
この企画を提案してよかったあ、なんて胸をなで下ろしてましたよ。
き、昨日までは……。
でも、問題はここからですよ。そんなお二方の後に僕ですよ。
ないでしょ。ないですよね。ないに決まってますよ。
誰が興味持つねんッ!て話ですよ。ちいちゃい「ッ」が語尾に付くくらい力はいりまくりですよ。
このブログを読んでくださってる方たちで、僕を知ってる方がいらっしゃったら、嬉しくて食事をおごっちゃいますよ。我が家で立食パーティーもやっちゃいますよ。
ひとり500円までのプレゼント交換イベントも付けますよ。
そんな作家協会に所属するライターの中でも再底辺をひた走る赤松めが、本日より当ブログを暗黒に染め上げます。どうか一週間ばかり売れないライターの悲惨な日々にお付き合いください。
但し、苦情は受け付けませんのであしからず。
同情は喜んでッ! ちっちゃい「ッ」が語尾に付くくらいに受け付けます。
では、「売れない日和 1/7」を始めます。

今日は、11時に起きた。
といっても、寝たのは2時間前の9時なので、この11時というのを今日の始まりとしていいのか疑問なのだが、まあ便宜的に、11時を今日の始まり、ということにしておく。
昨日の終わりである9時まで、シナリオの改稿を行っていた。
2時間寝たのは提出前のチェックを行うためだ。不眠だとまともな判断が出来ない。
このブログを読んでおられて、すでにお分かりと思うが、とにかく文章が苦手なのだ。
てにをは、なんて壊滅的で、誤字脱字なんて気を抜いたらカーニバル状態である。
間違いだらけの水泳大会、ポロリもあるよ、である。
なので、せめてポロリがない程度にはチェックを心がけている。

12時、チェックが終わった原稿を先方へとメールにて送信。そして、お昼寝。

14時、空腹により寝床を這い出る。
近所の西友でパック寿司を買ってきて、ほとんど噛まずに胃の中へと流し込む。
「きちんと噛んで食べなさい」と叱られて育ったが、残念ながらこの通りだ。
食事以外にしてもそうだ。何事もきちんと咀嚼出来ないダメ人間なのだ。

15時、お昼寝パート2。
友であり、ライター仲間でもあるMくんより携帯にメールが入る。
とても多忙な彼だが、ちょくちょくメールをくれる。
受信 → 返信 → 睡眠 のループを1時間ばかり繰り返す。
メールの内容はここでは絶対に書けないものばかりだ。
いつも本当に楽しい。

17時、この日記に載せる写真がいるなと思い出し寝床を這い出る。
大の写真嫌いなので、高校以来まともに写真を撮っていないことに気づく。
しょうがなく27歳の時に撮った証明写真をスキャンして使うことに決める。
(ちなみに今は、横に20パーセントばかり増量されてます)

続いて、デジカメを手に取り、書斎の写真を撮る。
といっても、書斎なんて立派なもんじゃない。ただの部屋の一角だ。
日当たり不良、風通し皆無。
文机の横には初期のパワーマックG4が、冷却ファンでウィンウィンと喚き散らしている。
見事なまでに劣悪な執筆環境である。
まあ劣悪な作品しか書けない自分には、とてもお似合いな環境とも言える。



あれ、日記を書いててモニターが曇ってきたぞ。
涙なのか、これは涙なのか……。
まあいい、モニターが見えなかろうと、ブラインドタッチで日記は書き続けられる。
その程度の内容だ、問題はない。さあ、書き進めよう。

19時、西友にて中華丼を買ってきて、食べる。

20時、昼に提出したシナリオに対して、監督からメールが入る。
「ありがとう、本当にありがとう」の一行だけだった。
詳しい内容は書けないけど、ある人間の身勝手によってスタッフは本当に迷惑を受けている。
「もうやめますわ。(問題の人間)に書かせればいい」
と、何度もちゃぶ台をひっくり返しそうになったけど、監督やプロデューサーの人柄の良さ、この一点のみで我慢して改稿を重ねている。

これ以降は、4時までひたすらプロットを書いていた。
それ以外では22時過ぎに、ある制作会社から電話が一本入ったくらいである。
「これで進めていきます」進めている企画に対する、いい内容の電話だった。
結局、家から外へと出た時間は、合計して30分にも満たなかったと思う。
裸電球ひとつの薄暗い部屋に篭って作業をしているもんだから、たまに外に出るとあまりの光量に瞳孔が悲鳴をあげる。
決して楽しいといえる日々では、ない。
なのに、こんな毎日を続けている。
何故かは、内緒だ。
太陽が眩しかったから、なんて動機ではない。
きちんとした理由は、ある。
カーテンが太陽に照らされて真っ白に輝いているのを見て、ふとそう思った。
ん、何を書いてんだ。
こんな感じで残りの6日間も書いていきますが、どうかお許しください。
先に謝っておきます。
ごめんなさい。

これからシナリオ講座に入ろうと思われてる、そこのアナタ。
きっと素晴らしい先生、大切な仲間といった素敵な出会いがあるはずです。
そこで、しっかり勉強して売れっ子シナリオライターになってくださいね。
くれぐれも、こんな内容の日記を書かなくていいように。
そして、モニターが涙で曇らないように。



2008年5月27日(火曜日)

12時に起きた。
寝たのは9時だ。
眠い。

2週間前から朝食はカレースープばかり食べている。
玉葱を丸々一個とベーコンを一枚、調味料とカレー粉で炒める。
水を注いで、スープの素を入れ、煮立ったら卵を溶き入れて完成。
何の工夫もないカレースープだ。
スパイスによってなのか、飲み終わる頃には頭が完全に目覚めている。
そのスッキリ感が病みつきとなり、毎日毎日カレースープとなったのだ。

さて何を書こうか。
悲しいことに特に何もない一日だった。

14時、朝食後、当ブログの日記を書いて、シナリオ講座事務局へと送信。

15時、今朝書いていたプロットを読み直して、あまりにも満足がいかず、全部書き直すことに決める。
この程度のライターにくる仕事依頼は何一つ確約のないものばかりだ。
放送や上映が決まってるものなんて、ないと言ってもいい。
企画書を書いて、プロットを書いて、シナリオを書いてみたけど、やっぱりナ〜シよ。
その都度、理由は様々だが、こういうことが多い。
企画書を書いて、プロットを書いて、全部が通って、シナリオは別の人よ。
残念ね〜。
てことも、以前は結構あった。何度も悔しくて泣いた。
まあその頃に比べれば、最終的にシナリオを書くことが出来る現状は、何百倍もマシだ。
要は企画書なり、プロットなりで面白いモノを書いて、通せばいいのだから。
もちろん実力的な問題もあって、簡単ではないんだけど。

あ、脱線した。

19時、自分の書いたブログがどんな風になるのかチェックする。
「な、なんじゃこりゃぁぁあああ!?」
顔写真が3枚も並んでいるではないですか!
いやいやいや、こんなにお見せ出来る程のものでもなく、誰も見たいものでもない写真を3枚も……、と赤面しまくりで、大慌てで事務局へと1枚にしてくださいと懇願メールを送信する。
すぐに対応していただき、心の平穏を得る。

20時、毎度のこと、西友へ食事調達に行く。
天丼が30%オフになってて、大喜び。
「パパ。ねぇパパ〜、ワタシ天丼が食べたいなァ」
「天丼かァ。よ〜し、パパ奮発しちゃおうかな〜」
心の中で、ひとりファミリー劇場。
エコバックに天丼を入れ、スキップで帰宅する。

あれ、モニターが曇ってきたぞ。
これは涙なのか。今日もまた涙するのか、俺。
なんてつまらない日記なんだ……。
明日は高級レストランで食事とか、あることないこと嘘書こうかな。
ああ、酒池肉林日記を書きたーい。

21時、新宿が待ってるぜー、と飲みの誘いが入る。
お、来た、来た。酒池肉林の匂いがしてきたぞ。

が、断った。
仕事があるからね。誘惑には負けないのさ、と自分を褒める。
でも現実は。
金がないんだよ、金が。
まあ、一応、時間もないわけで。

22時、ここからはセコセコとプロット執筆が続く。
せめて主人公にはいい思いをさせてやりたい、と酒池肉林シーンの追加を考えるが、主人公は真面目な女性だし、きっと原稿がボツになるのが目に見えてるので、残念無念断念観念。
もし神様がいるのならば、赤松の人生に酒池肉林シーンを書き加えてください。
お願いします、と祈る。
そして、ひとりきりの長い夜が始まる……。

後半に至っては「酒池肉林」に頭を支配されただけの、何もない一日でした。
売れないライターはこんな感じなんですよ、みなさん。
だからシナリオ講座では真面目に勉強してください。
こんな風にならないように。
積極的に学ぼうとすれば、応えてくれる先生方ばかりです。
頑張ってください!

後、5日もあるのかァ……。
明日は外に出てみようかな。



2008年5月28日(水曜日)

12時半、携帯電話がその身を揺らす。
古着屋にて500円で買った折畳みテーブルに身体を打ち付け、カタカタと忙しい音を鳴らしている。
「ガオー、ガオー」と叫ぶ謎の中年男性集団に追われていた悪夢から、おかげさまで逃げ出すことが出来たが、やはり眠いものは眠い。
イコール不機嫌真っ只中。青春真っ盛りである。
夜の校舎に忍び込み、窓ガラスを壊してまわった的なメンタル状態だ。

苛々しながら、携帯電話のディスプレイを見る。
知らない番号。
いつもなら無視するところだが、間違い電話ならキレてやろうと出ることに決める。
すると相手は、いま仕事をしているプロデューサーだった。
用件はシナリオの直し。

お読みいただいていて分かるように、私、人間が出来ておりません。
先方がシナリオに対して正しい指摘をしたとしても、とにかく腹が立ちます。
「ハイ、ハイ、なるほど」なんて冷静に聞いてるフリをしつつ、腹の中では盗んだバイクで走り出してます。
いやむしろ、正しい指摘であればあるほど、バイクの速度は上がっていきます。
でも、それと同時に急速に頭は冷えていき、「う〜ん……確かに」なんて納得し始め、更には「言われるまま直すのはなあ……よし、こうしてやるか」なんて、途中から上の空になる有り様。
本当に迷惑な奴なんです。
生まれてきてごめんなさい。

よし19行いったな。くだらなかろうが、なんとか行数は稼いだ。
頑張った、俺。自分へのご褒美。愛されボディ。
というのも、この後はずっとシナリオの直しをしていたので、何も書くことがないのです。
初体験の話しを書いたところで、誰も喜んでくれないだろうし、というかキモいし。
ブログを盛り上げるために、この場を借りてプロポーズてわけにもいかないし、というか相手もいないし。
そっか、後は写真だな。
外に出てないので、これまた身近な物でごまかすしかしょうがない。
とりあえず、冒頭の500円テーブルの上に今はまっている物を並べてみたが、なんかシュールな写真になってしまった。



FORAYとやらのボールペン(もらい物)と、チロルチョコの塩バニラ。
本当に書き心地のいいボールペンなのだ。
塩バニラも食べだしたら止まらない。バニラ味の中に突然現れる塩っけ。ああ、デリシャス。
て、それにしても安上がりだな。
安上がりがエレクトリカルパレードしている。
「パパ〜、塩バニラとボールペンよ。可愛いねえ。ワタシ感動した」
「コラコラ、中の人は大変なんだぞ。感動よりも感謝しなさい」

今日は泣かない。泣くもんですか!
決めた。明日こそは嘘を書く。書いてやる。
「ロマコンのピンドン割り持ってこーい」とか書いてやる。
少しでもシナリオライターという仕事に夢を持ってもらえるように大ぼらを吹いてやる。

というわけで、いつも通り最後はこの言葉で締めさせていただきます。
みなさんは大ぼらを吹かなくていいように、しっかり勉強して売れっ子ライターになってください。
シナリオ講座は現役バリバリの作家さんが講師をしているので、シナリオを学ぶ場としては最高の環境です。
盗めるものは盗みまくってください。
きっと努力をすれば、盗んだバイクで走り出さずに、校舎の窓ガラスも割らずに、売れない日々から卒業できるはずなので。



2008年5月29日(木曜日)


寝不足が続いている。
よって間食が増える。
結果、太る。

太陽の光を浴びないで、薄暗い部屋の中、何かを常に食っている。
ブロイラーライター。略して、ブロイライター。
ラー、しか省略してないけど。
そんな日々にも少し変化が生まれた。
18時から渋谷へと打ち合わせに出ることになったのだ。
お、ライターっぽいぞ。
明日の日記はライター風だぞ。
なんて、デジカメを手に家を飛び出したのだが、あいにくの外は雨。
なんか、俺らしいな。

打ち合わせでは3時間ばかり喋り倒し、初めてお会いした先方は苦笑いを残して帰っていかれた。
その後、一緒に作品に携わっているライターのYさんと居酒屋へ。
2時間ばかりシナリオ論を交わして、はないけど、楽しくお酒を飲んで別れた。
あれ、まだ話し足らないぞ、と新宿へひとりふらり。
寄ったバーで、久しくお会いしてなかった漫画の編集者さんと偶然にもバッタリ。
このまま朝まで、といきたい所だけど、店が12時半に閉めるとのことで、そこでお開き。
最終電車で真面目に帰宅しました。
自分なりには充実した一日でした。
帰りの足取りなんて、軽くスキップです。

でも、帰って大変なことに気づいた。
一枚も写真を撮っていないことに。
ヤレヤレだ。

こんなブロイライターにならない為にもシナリオ講座で……。
今日はいっか。



2008年5月30日(金曜日)

今日書くことといえばこれしかない。
5/30は、共同組合日本シナリオ作家協会、社団法人シナリオ作家協会の総会が行われる日だ。
総会とは、協会に所属するシナリオライター、事務局員、顧問弁護士、税理士が一堂に会し、ほにゃらら、ほにゃらら、するのである。
難しいので説明しません。むしろ僕には出来ません。なので、ほにゃらら部分は好きに想像してください。

「女子は講堂に集まれ。男子は教室で自習や!」
「先生、なんで女だけなんや? 講堂で何やんのか教えてや」
「べ、別になんでもええやろ。お前らには教えても分からんわ」
「分からすように教えたらええやろ。そんなんやから、先生は勉強教えんのも下手なんや」
「お前のその口にチョーク詰めたろか。教えられるお前の頭に問題があるんじゃ!」
と、ボコボコに殴られた小学生の頃を思い出した、そこのアナタ。
さすがにそれは違います。また別の想像をよろしく。
まあ、そんなこんなで、ちょんまげのカツラをかぶり羽織袴で総会に出席してきたわけです。
はい、嘘です。ごめんなさい。

その後、会場を移して表彰式、祝賀会、懇親会が行われた。
こんなことが! あんなことが! と書きたいんですが、色んなことがありすぎて、とてもじゃないけど書ききれないです。
それでなくても、文章が意味もなく長いって注意されてるので。
とにかく楽しかったです。
表現がチープだ。チープすぎる。楽しかったって! だが、これが精一杯……。

このブログを読まれている方は、シナリオ講座を受講しようか迷われてる方が多いと思います。
こんなことを書くと怒られるかもしれませんが、シナリオの勉強は別に独学でもいいと思います。
ただ、講座に通うことで得られる素晴らしい講師や仲間との出会いは、独学では望めないでしょう。
一度、シナリオ講座のホームページを覗いてみてください。
(ブログからリンクされてますよね)
講師だけとっても、「え、こんな有名な脚本家が先生を!」なんて驚くと思いますよ。
そんな先生方のノウハウが聞けるなんて、ありえないでしょ。
ちなみに僕も講座の卒業生です。ド底辺ながらプロになれました。
そして、今は協会にも所属させていただいております。
シナリオ講座で学んで、プロになったら協会に所属してくださいね。
一緒にちょんまげのカツラをかぶり、羽織袴で総会に出席しましょう。
て、こんなことを書くから怒られんだな。
そうすれば、「とにかく楽しかった」などとチープな感想を書いてしまった場に出れますので。
待ってますよ。

最後にちょっと。
総会に出席して強く思ったことがある。
孤独な作家たちが肩を寄せ合える協会という場を、数多くの先輩たちが築き、闘い、発展させてきてくださった。
名刺にライターという肩書きを入れることすら、まだまだおこがましい私だが、もしこの先もド底辺であろうとライターである限りは、協会が少しでもより良いものとなるように出来ることはやっていきたいと思う。

あれ、これって日記?



2008年5月31日(土曜日)


14時、起床。
いよいよ、この日記も今日を入れて後2回となった。
やっと終わりだと喜ぶのか、もう終わりかと寂しがるのか。
そのどちらでもない。
そんなことを考える余裕がない。

発熱しました。38℃を軽くオーバーしてます。

そりゃそうだよな。
昨日、一昨日と、あのクソ寒い中、裸足に草履で外出してしまったもんだから。
靴下を履くのが嫌いなので、春、夏、秋、は草履を下駄箱からチョイスしてしまう。
まあ自業自得です。
すぐに冷えピタをおでこに貼る。

15時、朝食。
食事を買いに出るのがしんどいので、99円ショップで買ってたポップコーンの素を油&塩と共に鍋へと放り込み、映画館で販売されているようなカップ5杯分くらいのポップコーンを貪り食う。

17時、メール送信。
ブログの日記を担当者さんへ送る。
総会のことを書こうと15時から格闘していたが、結局“ほにゃらら”で誤魔化す。
全ては熱のせいですから!
ということにしておいてください。

20時、昼食。
買い置きしてるカップ麺と、冷凍しているご飯で昼食。

21時、仕事放棄。
急ぎの原稿があるが、「今日は5/30だ」などと頭は無茶な逃避を始める。
諌める役割である心が、「むしろ5/29じゃねえ?」とあっさり賛同した。
レンタルしていたプリズンブレイクのDVDをレコーダーへとセット。
以降、ただひたすら観賞会。

4時、夕食。
食料の備蓄はポップコーンの素とカップ麺しかない。
さすがにそのどちらもイヤだと、ボサボサの頭でコンビニへと向かう。
公共料金を払い、おにぎりと明太子スパゲティを買う。
ついでにラムネアイスも5本。
帰宅、そして完食(アイス5本も込み)。太るよ、そりゃ。

5時、仕事復帰。
引き続きプリズンブレイクを観ていたら、「俺には書けねぇな、これは」と凹み、ド底辺が生き残るには弛まぬ努力しかない、とパソコンへと向かう。
「今日は5/31だ!」と頭と心が手と手を取りあって、「やってやる!」と叫んでいる。
(すでに6/1になっているのだが)

9時、睡魔降臨。
睡魔さんたちが、頭の周りでマイムマイムを踊り始める。
胸のトップを覆うのが冷えピタオンリーな超弩弓セクシー睡魔さんたちなのだ。
「ハハハ〜、こちらへいらっしゃ〜い♪」
「行くとも、行くとも。待て〜♪」
抵抗する気なんてありません。あっさりと陥落しました。

こんな感じで、5/31は終わりました。
酷いでしょ?
まあでも、これでもマシな方かも。
熱が出たりしてるから、むしろ激動な方かも。
明日で最後だが、ザ・最終日なんてこともなく、きっとこんな感じだろうな。
それでは、また明日。



2008年6月1日(日曜日)

16時、起床。
体温計の金属水銀が作った柱は37の遥か手前だ。
熱は下がった。
身体の芯に鉛の棒をぶち込まれたような重さは残っているが、なんとか元気な状態で日記最終日を迎えることが出来た。

だが、最終日だからといって何か特筆すべきことがあったのかといえば、残念ながらなかった。
いつものごとくプロット執筆やシナリオの直しが一日のほとんどを占めた。
せいぜい、その合間にDVDを鑑賞するくらいだ。
食事もいつも通り近所の西友で買った弁当である(ネギトロ巻き&餃子・国産キャベツ使用)。
なんら変わりは、ない。
なので、日記はここまでとする。

当ブログは、少しでも多くの方にシナリオ講座を知ってもらいたいと願い作られた。
このリレー日記をキッカケにして、より多くの方に読んでもらえるブログになってくれたら、発案者の一人として嬉しい。
そして、一人でも多くの方にシナリオ講座を受講してもらえたら、なおのこと嬉しい。
何度となく書きましたが、講師陣は後進の育成を真剣に考え、忙しいスケジュールを割いてやられている現役バリバリの作家さんたちばかりです。
なので、みなさんの思いはきっと受け止めてもらえると思います。
もし入学を悩んでいたら、安心して飛び込んでみてください。
そしてプロになって、売れたら、僕にお酒を奢ってください。

明日からこの日記は井上淳一さんが担当されます。
紹介をさせていただきたいのですが、安井さんが僕をご紹介くださった時と同じく、井上さんとは一度しかお会いしたことがないために詳しく書けないのです。
ただ、当ブログに関する会議のときに、井上さんのご発言を聞いていて感じたことがあります。
本当に何事に対しても真摯で、そして心の温かい方だな、と。
すみません。僕みたいな者が生意気言って申し訳ありません。

さあ、やっと終わりだ。
この一週間、起きてまずすることといえば、日記執筆だった。
眠いは、苦手な作業だわ、ヤレヤレな7日間だった。
今、あまりの喜びに、ユニクロのブラトップを着て町内を一周ばかし散歩したいくらいだ。
て、ユニクロのブラトップに特に意味はない。
いまテレビでそのCMが流れていたので書いてみただけだ。
まあ、CMを見て、ちょっとドキドキしたんですが。むしろ目がくぎ付けになったんですが。
あーあ、結局こんなことを書いてしまった……。
最後までバカはバカのまま失礼させていただくことになりました。
こんなバカに、一週間もお付き合いいただき本当にありがとうございました。


リレー日記TOP